ギットのプルに関するコマンドをまとめてみました。
pullとは、リモートディレクトリからローカルディレクトリにダウンロードし反映させるコマンドです。
(正確にはリモートブランチからリモート追跡ブランチ(origin/master)へ反映された後に、そのリモート追跡ブランチからローカルブランチへ統合されているという流れで、fetchとmergeを行っています。)
他のユーザーが行った変更を取り込み常に最新の状況を保つことは、競合を避けスムーズな開発ができます。
1.プル
基本的なプル
git pull <リモート名> <ブランチ名>
リモートブランチからローカルブランチに変更を反映させる。
マージの代わりにリベースしてプル
git pull --rebase (<リモート名> <ブランチ名>はつけなくても可)
リモートブランチからローカルブランチに変更を反映させる。
マージコミットを残さないので履歴が複雑にならないが、あまり使わない。
プルの前にスタッシュ
git pull --autoshash
自動的に現在の変更を一時保存してから、プルを行う。
2.取消
マージの取消
git revert commitID
打ち消すようなコミットを新しく作成する。コミットと打ち消した履歴の両方が残る。
マージ前の状態に戻す
git merge --abort
merge操作で競合が発生したので、mergeする前の状態に戻すコマンド。
3.表示
基本的なフェッチ
git fetch <リモート名> (<ブランチ名>はつけなくても可)
指定したリモートリポジトリから、すべてのブランチの最新の状態を取得できる。作業ディレクトリには影響を与えない。
詳細の表示
git pull -v (または--verbose)
fetch操作やmerge操作、競合の詳細情報等が詳細に表示され、問題解決のときに便利。